靖国戦後秘史 - A級戦犯を合祀した男 / 毎日新聞「靖国」取材班

戦後の靖国神社にはわりとリベラルな時期があったこと、そこに出現した・させられた保守派宮司、そしてA級戦犯合祀まで。 

靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男

靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男

 

僕は小学校から高校まで靖国神社のすぐ脇の学校で育ったので、靖国神社を地理的にとりまくマリア会系私立ミッションスクールたちが戦時中も体制に迎合しなかったこと、とくにうちはそのなかで唯一の男子校だったこと、あとまああのへんで日中の大半を過ごしていると右翼の宣伝車とかうるさいんですね、そんなこんなで基本的に靖国神社には「悪のイコン」という印象を持ってしまっている。当時糞尿テロなどもあったので、ボクも大人になったらやりたいなー、と。

まあ大人になったらさすがにそんなこともないのだが、リベラルなミッションスクール(いろんな宗教や考え方があって、それら全部を理解してこそLOVEだぜ、的な)を経て、結局ポジティブに「利用」しなければなんの意味も無い、と思っているので、戦犯合祀問題うんぬん以前に、いい大人が、少なくとも文字の読み書きのできる知能の備わった大人が、宗教うんぬんで論争だの時間を使っていることが理解できない。
みんな、マジで宇宙空間あたりに仏様だのキリスト様だのが浮かんでいると思っているわけではないですよね?(思っている人はそれはそれでそっとしてあげたほうがいいと思う)
まあそんなわけで僕は所詮そんなレベルの人間社会というものをそもそもあまり期待していない。

僕はこの問題は国内問題であって、外国からのご意見は、あくまでもご意見として参考までに傾聴すればよい、と思っているのだが、中国とかは、せっかく中国なんだから、死んだ人間のメモリアルで唸ったり踊ったり、そもそもお前らばかじゃねーの?というアプローチをとれば各国一撃粉砕だと思うんですが、どうなんですかね。

死んだ人間に宗教的になんやかやするというのは、僕は死者に対する冒涜だと思っている。僕は亡父に対して線香をあげたことは一度もない。
(あ、精神的に非常にまいっていたときに、今思うと立派な経営者だった彼に対して一本あげちゃったことはある。やはり精神的にまいっているときはいろいろと危険だ)

彼に対していろんな感情があるのも確かだが、僕なりに、自分の父を冒涜したくない、というのも理由のひとつだ。

まー、とはいえ、世の中は適当に流さないとやってられないので、まあTPOで適当にやってますけどね(わ