Mac OS X 10.5 Leopard

Mac OS X 10.4.10 Tiger からアップグレードしました。

MacBook Pro 初代 (2GHz Intel Core Duo, 2GB) で、DVD突っ込んでから2時間ほどでアップグレード完了。ただしDVDの内容チェックはスキップしました。
ハードディスクの空きは6.6GB程度しかなかったし、事前に Disk Utility.app で「ファイル所有権のチェック」もしなかった。

ブートして最初にソフトウェア・アップデートをかけたら
Remote Desktop Client (3.2.1)
GarageBandアップデート (3.0.5)
ログインとキーチェーンアップデート (1.0)
がかかった。再起動が必要。

  • 画面の四隅が四角くなった(!!) 1984年以来23年めにして驚天動地の変化。
  • メニューバーは半透明で、デスクトップ背景の色が透けている。気分の問題だと思うけど気持ち悪い。
  • 動作なかなか軽快軽快。これはよい。
  • OS X 10.4 で、確証はないけど Safari 3.x を入れたころから InputManager あたりがあやしくて、かな漢字変換がまともにできないことがあったのが直った。
    極度のチャタりのような現象が出ていて、ひどいときなど、「森本です」と打つだけなのに、一秒間隔ぐらいで「m o r i m o..」と打たないと、マウスポインタが数秒グルグルしたあげく「っもオッリ伊元雄で」とかめちゃくちゃなモノが出てきてぶち切れ、というのが直った。
  • 登録してあったプリンタは消えちゃった。再登録すればいいだけだけど。
  • 「辞書」(/Applications/Dictionary.app) は英和・和英や Wikipediaなども引けてちょっといいかも。でもいままでの「コトノコ」の軽さも捨てがたいけど。
  • Mail.appは、文章の特定のパラグラフを選択して「TODOにする」など、なかなか素晴らしい機能がいろいろ付いている。

    文章中に住所っぽい文字列があるとポップアップメニューからGoogle Mapsに飛べたり。ただ文字列の切り出しがイマイチで、北米大陸のどまんなかから練馬区石神井台を探しはじめて「アリマセン」とかなったりする。メールの charset とか Date: の timezone とかも加味してナニするとさらに素晴らしいかも。

  • Mail.app では、日付っぽい文字列は、つつくとiCalのその日に飛んだりイベント登録できる。
    「来週月曜の朝」なんて文字列もOKだ。(そのメールの Date: の翌週の月曜の09:00〜10:00でどう?と聞いてくる)
    イベント登録の際は、そのメールのシグネチャからかってに住所拾ってイベントの場所にするし、メールの題名は当然イベントの題名だ。
    Emacs の Mew の上でうごく MHC という素晴らしいスケジューラにはまさにこの手の機能が実装されていて、いつか暇をみて会社のサービスにも組み込んでやろうとおもっていたが、ヒマがなくてできなかった。
    というかこの数年無駄な人生ばかり過ごしている気がする。人生の夏休みも近い。
  • ほかにもTo Do情報の扱いなど、iCal.appとMail.appの連携が強化。
  • Mail.appにはRSSリーダも付いた。エントリごとに擬似的にメール一通が届くというタイプ。ちょっと試してみたけど僕にはうざすぎるのでやめた。
  • 「メモ」をささっと作ることもできる。作ったメモは、そのアカウントのIMAP上に存在しちゃう。具体的には特殊なメールをcomposeする行為。ヘッダにこんな類のがついてたりする。

    X-Uniform-Type-Identifier: com.apple.mail-note

    うーん、いいねえ。「あらゆる情報はメールの集まりで表現できる」みたいな発想は僕も好きで、むかし作ったBTSもそういうふうにしていた。
  • ただStopFoldは使えなくなってしまった。

    defaults write com.apple.mail BundleCompatibilityVersion 3

    してもダメ。(これをやるとStopFoldが組み込まれるように見えるが、出て行くメールは format=flowed のまま)
  • locateがおかしい。

    # locate foo

    zsh: segmentation fault locate foo

    まあSpotlightがある今なにやってんの?ということかもしれないが。
  • ついにNetInfoが消滅しました!
  • portコマンドはmacportごと入れ直さないとダメかも。
kotoeriでふつうの文字を打ちたい!をみて、ことえりで俗にいう「全角英数字」が出ないようにしていたのだが、ダメになってしまった。
調べてみると

/System/Library/Input Methods/Kotoeri.app/Contents/Resources/TransliterationBaseData.plist

/System/Library/Input Methods/Kotoeri.app/Contents/Resources/TransliterationOverrideData.plist

あたりをモゲるとなんとかなりそうではある。

まあ結論からいうとおすすめ。まだ Tiger のひとはとっとと Leopardにしよう。