Nouvelle C5

新型シトロエンC5発表、全方位で大幅にアップデート
ティーザーサイト

ティーザーサイトは、日本時間だと月曜の昼ぐらいになにか情報がでるみたい。

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今回驚いたのは、同じ名前でモデルチェンジしたこと。というかいわゆるモデルチェンジ、フルモデルチェンジって90年近いシトロエンの歴史上はじめてだと思われる。いままでは次々に違う名前で新しいモデルが出ていただけだから。
(戦前にもC4とかC6というモデルがあったが、これは単にいま出ているモデルと名前がかぶっているだけでFMCとはいえないだろう。それいったら同じく戦前にもBMW 328とかあったわけで。)

シャーシはC6ベースでさらに大型に。(C6シャーシってC5ベースだった気もするけど)
幅が1.86mになっちゃった。もういまどき気の利いたクルマはみんな横幅1800mm超えてるね。安全性安全性ばっかりいうからこんなことになってしまう気がするなあ。

「サルーン」と「エステート」らしい。
「ベルリーヌ」じゃなくて「サルーン」なのはまあいいとして、「ブレーク」じゃなくてエステートですかそうですか。

カッコはわかりやすくてかっこいい。かっこいいけど、グラスエリアとケツはAudi A4/A6から、サイドラインはBMW 3erからとってきた感じ。でもまあ普通に売れそうだ。というか売れてくれないと困る。
最近のクルマ、特にヨーロッパ系でクセの強いデザインのクルマは、まず写真だけ見るとピンと来なくて頭をかかえ、しかし現物を見ると凄く良くてくらくらする、というパターンが多くて、C6とかその典型例だ。
しかし新C5は、写真だけでそれなりに良くみえるので、かえって実物が心配だ。

「油圧式サスペンションのハイドラクティブ3プラスに加え、金属バネ・サスペンションも設定」
うへえ。

「車線を逸脱するとドライバーに警告するレーンデパーチャーウォーニングシステム」は例によって日本では付かないと思われる。

いちばんがっくり。セダン (サルーン) は単なる4ドア車になってしまった。フランスの名産物、5ドアハッチバックではなくなってしまった。
単なる4ドア車なんて、そのへんに掃いて捨てるほど走っているではないか。そんなモン欲しがるやつはベンツかトヨタでも買ってくれよもう。

ちょっといいのは、リアウインドウがCX, C6みたいに逆反りで凹んでいること。すこしほっとした。

てなわけで、2008年夏ぐらいに日本国内販売開始、400万〜550万って感じでしょうか。なんだかんだいって、しょうがないよね、コレかなあ。
「いちおうジョグ復活したしね…」と寂しく笑ってW53Sに機種変するソニエリファンのような心境だ。