川合玉堂展

春休みに帰省する家族を空港に送りついでに、日本橋高島屋川合玉堂展をやっているので行く。
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/
日本橋高島屋に行くのなどずいぶん久しぶりで、1Fのエントランスから、あの懐かしい、ガラスと真鍮でできた、エレベーターガールが操作するがしゃがしゃしたエレベーターに乗ると、親に手をひかれて「デパートにお買い物」というハイソ?な行為にどきどきした昭和四十年代をおもいだす。

展示は非常によかった。堪能した。クラシックな、むしろ旧態依然とした日本画であるとして批判する向きも一部にあったそうなのだが、いやどうして。西洋画の色使いや構図も採り入れられ、抑えめな色づかいではありながら、静と動の対比によってむしろ華やか。これはじつにすばらしいポップ・アートだ。また、ほのぼのとした画風や構図から、すごくいい人だったに違いないという感じも受ける。
図録は2,000円で、駐車券割引もふくめ購った。ちなみに八重洲駐車場も、古く新しい東京という感じで、むかしから好きな駐車場だ。

これは行ってよかった。たいへんおすすめ。4/2で終わってしまうので行くなら急いで。
また青梅街道を御岳のほうまで奥に走ると玉堂美術館があるので、そこも昔からぜひ行ってみたいところだ。