Museum of the Soviet Synths

ソビエト連邦、ロシアの電子楽器をあつめたサイト。
http://www.ruskeys.net/
これはやばい。

FAEMI - MのVCFツマミとかADSR(おそらく)のロータリースイッチとか、しびれまくる。EludinというのはElectronical drum instrumentらしいのだけど、2オクターブ鍵盤がただものではなさそう。Formanta UDSはSimmons SDSのパチもんだろうか。

PoltavaとかOrionとか、さすが、Bayanなキーボードの電子楽器もいろいろある。

東欧方面の楽器ショーの情報とかみると(そんなもんみるな)、いまだに東欧方面ではバヤン鍵盤が主流な地域もあり、というかジプシーの、本当に音楽でメシを食っている階層の人たちは、もう本当に生活の糧なので下手すると音楽が好きどころか音楽なんて興味ない、むしろ音楽は俺たちの階層に許された唯一の仕事でしかなくて音楽なんか大嫌いだ、というような場合、普通のピアノ型鍵盤なんて俺弾けないもん、バヤンしかわからんもん。という向きもいまだに多いようで、そのような、一生場末の流し演奏で生活していかなければならない人たち、またそういう連中が演奏できる楽器を店でも置いておかなければならないというニーズ、そのために、フツーのエレクトーンのような筐体に、白黒のピアノ鍵盤がつくべきところにバヤン鍵盤をくっつけたものがいまだに開発され売られているようだ。
それらはみんなデザインもださくて、ついている機能も実践的なバッキングとかチャカポコリズムボックスとかだったりして、俗に写真や映画でみるところの「いわゆるジプシーの哀愁」的なものよりも、もっと惻々とした、生活層に密着した「やがて悲しき河原乞食」的な哀愁を感じる。