クリスマス

クリスマスに何すんだ、というと、むかしはミサにいってました。
12/24 の夜というと、店をとるの、ホテルをとるの、何買うのあそこ行くのと考えだすとキリがないわけで、その点、イブの晩にミサに行くというのはcanonical などまんなかで、文句のつけようがない。

母校の大聖堂にいけば、周りは知り合いばかりだし、ミサを執り行う司祭や、例のせんべいみたいな丸いパンを配る連中も先生だったり同級生だったりするので、何も気をつかわないですむ。

わたしはまったく信者ではないし、宗教に帰依するつもりはまったくないのだが、民俗学、人文学の一種として、こういうイベントを目撃するのも面白い。
そもそも、クリスマスなんてキリスト教の一行事に過ぎないので、新興宗教の人が太鼓を叩いて歩いたり西武ドームに集まったりするのと本質的にはなにも変わりはない。お前らこの非科学的なおままごとがクリスマスの正体だぜ、というのを再認識する意味でも、そのなかに飛び込んでみるのは興味深い。

とはいえ、「宗教行事に参加する」ということへの生理的嫌悪感がさすがに年々どんどん増していって、ある年、これはもうやっぱやめようか。と彼女と話して、やめました。

Best Of Emerson Lake And Palmer (Rhino)街にでるとお決まりのクリスマスソングだらけで、時によっては気分わるくなりますが、そんなあなたに。
`I Believe in Father Christmas' は優しく夢見るようないい曲だし、グレッグ・レイク兄貴のヴォーカルもけっこういいです。ラストは若干荘厳風味もくわわって盛り上げます。(EL&Pだし!)
`Jerusalem' (聖地エルサレム) も、ポップでロックな宗教音楽の一種として良いですね。