合羽橋

息子が先日「TVチャンピオン」で食品サンプル職人の回をみてたいへん喜んでいたので、こんどこういうものが集まった町があるからいってみよう、と話をしていて、そういうわけで上野駅から合羽橋へ。

上野から田原町まで銀座線。

やっぱり古めの地下鉄のにおいというものはたまらない。人間として心から安らぐ。やっぱり一生、花鳥風月の心境には…
ここは日本で初めて開通した地下鉄区間なんだよ、集電靴が600Vの第三軌条に乗るとカツンと軽い音がするでしょ、というようなことを息子に教える。

田原町から地上に出てちょっと歩いてもどり、合羽橋のほうに北上する。
例の角の巨大なコックさん、息子と娘ははじめてみたらしいのだけれど、さすがにいまさっきダリ展をみたばかりなので、あのコックさんの瞳は実はハトなんだよと説明しても、シュールレアリスム的なインパクトはまったくナシ。

食品サンプル屋がならぶあたりにいくと、息子と娘はすっかりおおよろこび。
僕が高校生のころ(1980年代後半)は、合羽橋で食品サンプルのお店をみて花やしきというコースは、東京の男の子にとっては結構ツウなデートコースだったのだけれど。いまは雑誌やテレビですっかり有名になっちゃったし、食品サンプルのキーホルダーとかマグネットとかUSBメモリなんてものもすっかりメジャーになった。
というわけで、当時と比べると、一見さんお断り的な敷居の高い雰囲気はまったくなく、(土日だけのシフトかもしれないが)お土産むけの商品が前面に出ていて、おもしろい。

f:id:mrmt:20061104152027j:plain

f:id:mrmt:20061104153648j:plain

f:id:mrmt:20061104161704j:plain

食器も安くてよさげなものがいっぱいあってすばらしい。こっちは今度じっくり、ちゃんとクルマでまた訪れたい。