3Dゲームから宇宙船まで、天才カーマック氏のすご過ぎる開発記

Technobahn - 宇宙開発: 3Dゲームから宇宙船まで、天才カーマック氏のすご過ぎる開発記
金ができたから、というよりも(というだけではなく)、ソイツを自分でも開発してみたいから、という感じがするのがすごい。

John Carmackは神域のひとだと思うが、いちばん凄いとおもった話。

当時まだ発売予定だった、とある日本の新型ゲーム機にDOOMを移植して出したいという話があって、id Softwareに話をした。
だがその新型ゲーム機はまだ開発中で、実働するハードは開発ゲーム会社にもまだ出てきておらず、開発用マシンもない。するとJohn Carmackいわく、じゃあ、その機種の仕様と、使っているCPUのインストラクション・セット一式をとりあえずまずは送ってくれないか。できるところから始めておくよ。

しばらくして、その日本のゲーム会社に、その新型ゲームマシンのプロトタイプが届いた。
これが噂の、ついに… とみんなでいじっていると、USからもちいさな小包がとどく。
それはJohn Carmackからのもので、開けてみると、もらった資料を見て、そのCPUとそのゲームマシンのエミュレータをつくって、その上にとりあえず移植してみたのを焼いてみたから、実機ができてきたら試してみてくれるかな?

目の前の実機にそれをセットしたら、いきなり、ばっちり動いた。