眩暈の装置: 松本俊夫をめぐるインターメディアの鉱脈

これも同じく川崎市市民ミュージアムでやっていた展示。演劇、映像、CMディレクター、ビデオのインスタレーションなど。昭和アバンギャルドという感じで、なかなか良い。
横尾忠則とかニナガワの世界を、もうちょっと理系というか商業デザインの方向にもってきた感じ。

最近、ずっとしずかに眠っていた、アート成分というか、表現欲、創作欲、いろんなものを壊したい欲望が、このところ渦巻いてきて、日々あたまをなでて抑えているのだが、つねに悩みの種というか、正直、一日一日、一時間一時間がつらい。
そういうのが、少しは満たされる感じがした。
いや、却って触媒になってしまって良くないのかも。
僕はだいたい10年周期で、いろんな興味の対象などがガラリといれかわってしまうのだが、この10年、そのまえの10年、なにをしてきたのだろう。このあとの10年、そのあとの10年、えっとそのあとの10年になると、寿命的にもうあまりあてにならない。後がない。
人ができること、人と同じことをするのは無意味で生きている価値が無い。というstrictな気持は、10年ほどまえにぼくのなかで柔らかくなって、それからはかなり楽で快適な気分ですごしてきたのだが、それでいいのかい?人間やってる意味あるの?というのが、また最近頭のよこでいつもばたばた。

松本俊夫: 「映像」の変革』という、映像作品の上映会もやっていたようで、こっちはちゃんと事前に何時から何を上映というのを調べていったほうがいいだろう。