子供の領分

家族で車に乗っていると、後ろの子供たちにiPodを取られることが多い。勝手に選曲して盛り上がっているので、これはこれで良い。

息子が好きなのは、リズムがはっきりしてテクノっぽくて癖のあるもので、Daft Punk `Technologic'とか、電気グルーヴ「ガリガリ君」あたりだ。夜みんなで布団にはいるものの、なかなか寝ないで娘といっしょに「あすなろー さんしゃいんー♪」「うるさい、早く寝なさい」というのはときどきあることだ。

娘はPizzicato Fiveが好きだ。たとえば「私について」とか「皆笑った」がお気に入り。「私について」の世の中をなめた感じは実に彼女にぴったりだ。

以前、果たしてうちの子供はどんなものが好きなのかなと、日本の音楽のあれとかそれとかいろいろ聴かせてみたのだが、結局これがいい! と残ったのは、おもに電気グルーヴピチカート・ファイヴだけだった。売れてるからといってもアレとかソレとかは、こんなのつまんなーい、ダメー、であった。
マナーと美的感覚を育てるのは親の責任だし、モノのよしあしのわかる子たちに着々と育っているなと思い、とてもうれしい。

ほかにも「ペヤング ソースやきそば」の踊りを教えると一発で覚えたりして、やはり良いものは時代を超えてよいのだなと思う。日曜はスナッキーで踊ろうの番組を見せてノックアウトさせた。

ほかにも、クルマの後部座席でこどもたちがけらけら笑って大喜びするものがJoy Division の She's Lost Controlのビデオだ。
大人はこれをみるとどうしても、ポストパンク、ゴシックサイケ、栄光のブリティッシュ80年代、のちに縊死を遂げるイアン・カーティスの絶望、残れるメンバーたちの苦痛と悲しみからの再生とニュー・オーダーの誕生。といったことに頭が向いてしまうわけだが、
こどもたちの素直な目からすると、手をぶんぶん振ってへんなおどりをおどってる、へんなおにいさん。であって、まあそうなんだよな…