一万年の旅路-ネイティヴ・アメリカンの口承史 / ポーラ アンダーウッド (著), Paula Underwood (原著), 星川 淳 (翻訳)

アイヌのユーカラみたいな、口述でインディアンに伝わる太古からの話をまとめたもの。まだマンモスがいたころ、ベーリング海峡がまだアジア大陸とアメリカ大陸をつないでいたころ、アジア、下手すると沖縄から歩いて移動してきたかれら民族のおはなし。
量も版形もすごいが、内容もすごい。これがどのぐらい本当の内容なのかわからないが、そのへんは思考停止させて、一種のファンタジーとして楽しんでもよろしかろう。長編のファンタジックな物語、サーガ的な本は私は生理的に最初の数行でまったくダメなのだが、この本は僕を引きつけ読み進めさせる力をもっていた。 

一万年の旅路―ネイティヴ・アメリカンの口承史

一万年の旅路―ネイティヴ・アメリカンの口承史