三京 (第三京浜) の保土ヶ谷PAにあったコーヒー自動販売機。
実際にその場で豆を挽いて、煎れて出してくれる仕組みのようだ。さらに、コーヒー自動販売機内部のコーヒー工場? の中の各所に小型ビデオカメラが何カ所も仕込んであるようで、豆の貯蔵庫から豆が選別されておりてきて、ミルで挽かれて、ドリップされて… という行程進捗を、切り替わってゆくカメラとシーンとともに、販売機正面のモニタで見ることができる。
これ、普通のコーヒーで200円と、ちょっと高い。
とはいえ、おもしろいので当然買ってみた。
モニタを眺めていると、ちいさなカメラから仰角ゆたかに映し出され、どんどん進んでゆくコーヒー紙カップの勇姿が、まるでサンダーバードが基地から発進するところのようである。
ただ、ひねくれ者の私としては、これホントにいま実際に販売機内部で起こっていることなのだろうか?固定素材を映写しておいて、あたかもいまここで煎れてますという演出に仕立て、客から200エンをもぎとっているのではないだろうか?というふうに想像してみると楽しい。
外界から観察される作動音や、カップが取り出し口に落ちてくるタイミングと、実況中継映像は、たしかに画はぴたりと合っているようである。
ここで登場が望まれるのが粘着系の実証マニア(理系)であって、きっと何回も試行した撮影画像から、内蔵カメラの画角とフォーカスでこの画像が撮影できるはずはないとか、背景セットが使い回されている証拠をにぎったとか、謎のコカコーラ瓶が映り込んでいるのを目撃したとか、そういう告発系サイトをgeocitiesあたりに作ってくれたらかなり楽しい。
対抗するビリーバー勢力もほしいところだ。
とかまぁそういうくだらないことをしばらく考えておもしろかったので、200円の価値は充分にあった。