くるま

仮に買い替えるクルマあるか? いろいろかんがえてみる。

というか、できればシトロエン以外の別のクルマにシフトさせたいという常識的な判断力をもつうちの奥さんには、「買い替えてもいいよ」というせりふと、「他の車にも乗り換えてみないと、私シトロエンの良さが本当にはわからないんじゃないかしら」という殺し文句をいわれ、彼女の頭の良さにまた尊敬の念を新たにする。俺がフランス車のハンドリングがどうのとか下らないことを考えているあいだに、彼女は亭主のハンドリングをマスターしているわけだ。

トヨタ・プリウス

★★☆☆☆ちょっと高めだが、デザインもメカもいかしている。私は初代プリウスしか運転したことないが、ハンドリングもブレーキもかなりフランス車っぽくて良かったのを覚えている。現行プリウスはさらにかっこいいし、むしろ今のプリウスのほうが本家よりももっとシトロエンだ。

しかし俺がよりにもよってトヨタを買うかというと…

オペル・アストラワゴン

★☆☆☆☆良さげだけど、オペル嫌いなんだよな…先代のアストラのカブリオレは、つまらなそうでかなり良いと思ったが。

日産・ティアナ

★★☆☆☆ステキだが、運転したらただのオッサン車じゃないかな、って気もする。こないだ出た日産フーガが、東名御殿場近辺の東京向け下り坂連続カーブ(はいはい、あそこね)のファストレーンを安心して行ける足を目指した、というのを見て、残念ながら、いまごろ何を低レベルなことを言っているんだ日本車わ。と思ってしまったし、現行日産プリメーラ (デザインは大好きだ)に乗せてもらって、足については、残念ながら一体何だこれわ。と思ってしまったので。もっとルノーベースのシャーシのセダンがどんどん出てくれば期待だ。

というか奥さんには全長が長過ぎる。

日産・スカイライン(V35)

★☆☆☆☆嫌いじゃないんだが、所有するかというと…

スバル・トラヴィック

★★☆☆☆ミニバン系は大嫌いだが、これは唯一ちょっと乗ってもいいかなと思っていた。質実剛健、高性能、居住性(そもそもイスはレカロですよ)、んでもって強烈に安い。このクルマの元ネタであるオペル・ザフィーラは 300 万円近いのだが、それを生産地をタイにして、エンジン増量、車名をスバル・トラヴィックに替えると、フル装備にもかかわらず200万円代のクルマに生まれかわってしまう。ユーザーの絶賛の声も興味深い(これに乗ってからクルマの善し悪しが分かってしまうようになった不幸)。
ところがなんと2005/1に販売終了してしまうらしい。たしかに www.subaru.co.jp にはもうない。やっぱり「いい車」は日本では売れないのだ。

BMW 3シリーズツーリング

★★★☆☆イイ車なことは知っているし絶対正解にきまっているのだが、どうにも割高だ。
あと BMW はそこらのタコもイカも乗っていて、街中うじゃうじゃ、というのがうんざりする。

アルファロメオ・156 スポーツワゴン

★★★☆☆なんとスポーツワゴンはマニュアルがカタログ落ちしていた。あほか。死んじまえ。

アルファロメオ 147

★★★★☆5ドアだし、短くて小さいし、かなり食指が動く。しかし奥さんがMTに絶対的に難色を示しているのが厳しい。
ならセレスピードもありますけど、シトロエンの AL4 が壊れたのがきっかけで、アルファのセレスピードに乗り換えるというのは殆ど狂人の行動だろう。

スバル・レガシィB4 2.0 ノンターボ MT

★★☆☆☆あるいは6発のノンターボMT.ただ、「味」ってやつがあるだろうか。初代インプレッサ、3代目レガシィ、乗ったけど、忠実な機械で好きだったが、それだけだった。

ルノー・ラグーナ(初代)

★★★★☆初代の5ドアハッチバックのやつは相当好きなのだが、中古屋で引いて、現在のルノージャポンに持ち込むとブーブーいいそうだ

プジョー406ブレーク/ベルリーヌ

★★★★☆ベルリーヌ(セダン)、ブレークの新車はさすがにもうディーラーに在庫ないようだ。406は大きさも手頃だし、勝手知ったるシトロエン・エグザンティアの兄弟車だし。*1中古で買うしかないのがちょっと微妙かな。あとオートマなら同じ AL4 なので買い替える意味がなかったりする

フィアット・ムルティプラ

★★☆☆☆マイナーチェンジ後は、ファックとしか言いようのないつまらない顔に成り果てた。MTしかない、本質的に幅がかなり広いのが難点。


*1:トヨタの張富士夫社長がいままで唯一恐いと思った他社製品が、プジョー406 / シトロエン・エグザンティアだそうだ