長瀞

免停、というのもあるが、家族で電車でハイキングというのも乙じゃないか、ということで、電車で長瀞へ。休日だと西武池袋線からは直通電車一本でいける。

電車はかなり混んでいたが、高麗(こま)でかなりの数のおじちゃんおばちゃんが降りる。ここは巾着田の曼珠沙華がきれいなのだ。というか曼珠沙華は「彼岸花」なのだった。というか、いまは日本では「お彼岸」なのだった。というか、「お彼岸」っていうのは9月のいまごろが定義であって、なんか仏教的なイベントで、なんだっけ、8月中旬に日本人がぞろぞろ帰省するアレ(名前失念)、みたいなもんなのであった。ミッションスクール育ちの宗教嫌いには、こういうのは一生わからん。

電車から見る国道299号はかなり混んでいて、こういうときは電車はいいね。

まずは宝登山にいってみる。かなり残暑がきびしくて、とても登山どころではなく、ふもとのロープウェイ駅に行くまででかなりへこたれた。ロープウェイは昭和36年製造ということで、かなりクラシカル。というかスリリング。

山の上でたべる握り飯はたいへん旨い。梅干しを紫蘇の葉でくるんだやつが素敵に旨い。


山から下りて、長瀞の川下り。各社しのぎを削っているようだ。川下りの舟は、やっぱり下ったあとトラックか何かで道路を使って上流に運搬しているようで、しかも道路はベタベタに渋滞、下った舟はなかなか出発地点に戻ってこれないようだった。
僕らはちょうど川下りの舟が出るところに間に合ったのだが、それ以降、かなりのあいだ下り舟がとぎれていて、これを逃したら実はかなりせつない事態だったようだ。

きょうは水かさがかなりすくなく、普段よりもスリルは少なめ、搭乗時間は長めだったようだ。

秩父鉄道の長瀞駅に戻る。
秩父鉄道は、亡父の工場とか本社が近くにあって、幼いころ操車場をカメラで撮っていたら、駅員のおじさんがいろいろ連れて行ってくれたり、電気機関車の運転台に座らせてくれたり、運転士の帽子もかぶせてくれたり、いろいろ甘酸っぱい懐かしい思い出がいっぱいだ。

ほぼ世代がひとまわりして、息子が当時の僕と同じ年頃になって、また秩父鉄道に来たわけだ。

秩父鉄道では、国鉄153系とか、東京都交通局の地下鉄三田線(というか6号線)5000系車両などが払い下げられて走っていた。息子と電車のいちばん前に立って、構内信号機の違いとか、ほとんど薄れかけた鉄知識をおしえてあげる。

帰りの電車からみる国道299号線は、山あいの素敵なワインディングで、こういうところを昔の日産パルサーとか、昔のトヨタスターレットとか、古めのルノーとかフィアット・レガータとかプリズマとかデドラとか145/146とかで走ったら素敵に気持ちいいだろうなと思う。もちろんマニュアルで。


石神井の創作焼き鳥屋で晩飯。