ターミネーター3

うーむつまらなかった。主人公にもヒロインにも魅力があまりない。はじめのほうの物凄いカーアクションを見終ったら、だいたいそのへんで充分かな。

以下ネタばれ シュワルツネッガーの T-101 が、未来においてジョン・コナー自身を殺す個体そのものだ、私が君を殺した(殺す)んだ、という告白はすばらしくドラマチックで、その後のいろいろな展開や葛藤を期待させるが、単にそこだけの告白で終ってしまった。
終り方はバッド・エンディングそのもので、ターミネーター4, 5, 6...などと続々制作されそうな悪寒も感じる。
しかしシュワルツネッガーは知事の仕事でサイボーグ役どころではないだろうし、そもそもこういうストーリーになった以上、低予算で「アパッチ野球軍」のごとくずるずるぐだぐだと続けるしかないだろう。そうなったらシュワルツネッガーは値段が高過ぎるので、ドルフ・ラングレンあたりのコスト圧縮型ターミネーターなんてものが出てくるのかもしれない。
先ほどのシュワルツネッガーの独白シーンに、「ジョン・コナーは幼いころの思い出のせいで、T-101 形に気を許してしまうところがある。なので未来において (T-101 であるところの)私が選ばれ、コナーを暗殺した」とあるが、これは、ターミネーター 4? 以降、だから T-101 (シュワルツネッガー) はあぶない、別のサイバーダイン・システムズ製品を使うことにした。なんてコナーが言い出す伏線になっているような気がする。T-102(ドルフ・ラングレン)の登場だ。
T-103(ジャン・クロード・ヴァンダム)、T-104(スティーブン・セガール)あたりも同社のカタログに載っていそうでやばい。