Y's Bike Park

Y's Bike Park

関戸橋にある自転車屋。プロショップというのかな。
この建物は、橋のたもとの、焼肉屋とかボウリングとかテコンドーとかが入居している大きな娯楽系ビルで、ちょうどそこの信号でいつもつかまることもあって、毎日見ている建築物だったが、1階に自転車用品店があるとは、今日の今日までついぞ気づかなかった。興味がなかったとはこういうことだ。

今日は昼出社、どうせ振替休日にしてしまうので(しかし会社いって仕事するんだけど)、ちょっと寄ってみた。おそるおそる入って見ていたが、なんというか、自転車の世界の楽しさが明るく伝わってくる感じで、「こわいマニア」という雰囲気はあまりなかった。ダイシャリンにいってスポーツ車を見るのが、トヨタ直営の Duo ショップにいってフォルクスワーゲン・ゴルフを見てみる程度だとすると、この店は、ブルーライオンにいってプジョー 206 とか、うわーカッコイイなー、ドア開けて座ってみようかなー、でも気がひけるなー、どっしよっかなー、というところか。

試乗車がいっぱいあり、リカンベントも試乗車とかあった。多摩テックみたいなところで乗るのはいいけど、毎日これで通勤していたら相当すごい。ロータス 7 とかシトロエン 2CV を超然と乗り回すレベルだ。

とりあえず自転車通勤の雑誌2冊と、メンテナンス入門の本を買ってみた。

店の奥の方には理解不能な部品群がならんでいて、これはシトロエンでいうとカスタムメイドのコンフォート油圧スフィアとかハイトコレクターのオクトパス弁とかいった、戻ってこれない世界が広がっている感じだろうか。

 

しかし私は、以前からつねづね、世の中の人がなぜルノーとかシトロエンとかアルファロメオとか、どんどん買って乗り回して人生を幸せにしないのか、常々不思議というか理解しがたかったのだが、
いきなりそういう店とか、行ったり、入ったり、知らない国の知らないメーカーの乗り物について話かけたり質問したり検討したり、こりゃ、できねえよ!なんというか、非常によくわかった。