またまたSenor Coconuts

日記の逆リンクからいろいろ見ていたら、http://www.kk.iij4u.or.jp/~konishi/gutt/gut003.htm

とんでもない遊び方をしているのが セニョール ココナッツさんです。 ドイツ出身チリはサンチァゴ住まいの彼は、祖国ドイツを代表する ミュージシャン、クラフトワークの名曲の数々を、サンチァゴの ラテンバンドと共にルンバやチャチャチャで演奏。 年期の入ったテクノファンなら悶絶必至の銘盤がここに誕生しました。 遂に「ロボット」や「放射能」で社交ダンスが踊れる時代が到来、とも 言えるわけですが。

で、

さてセニョールココナッツことアトムハート氏の99年はカヴァーの 当たり年だったのでしょうか。ベルギーのkk recordsからは 「POP ARTIFICIELLE」という、こちらはいろんな人のカヴァーを 彼独特の幾分アヴァンギャルド寄りなアレンジでアルバムに。 ヴォーカルに掛けられたエフェクトが強烈で、最早人の声とは 思えないくらいですが、何しろ選曲にお人柄が偲ばれるというもんです。 ジェームスブラウンの「superbad」に始まり、 ジョンレノンの「jealous guy」、デヴィッドボウイの「ashes to- ashes」、ローリングストーンズ「angie」、とどめに坂本龍一の 「thatness and thereness」と、私の個人的なストライクゾーン のど真ん中にバシバシ決まるわけです。

ということで、`Thatness and Thereness' をカバーするヤシがいるのか、信じがたいこいつら。

ジェームスブラウンで言うと、i feel goodやsoul powerでなくて superbadを選ぶあたりがストライクゾーンなわけで、私は もしアトムハートと高校時代に知り合っていたならば、必ずや レコードを貸し借りする仲になっていたと思わずにいられない。

ぎゃはは。

というわけで、あったこれかとりあえず Be Near Me, Jerous Guy などよさげだ。脊髄で buy now

El Baile Aleman

El Baile Aleman

 

ちなみに、上のリンクも含めて、amazon へのリンクは全部自分のアフィリエートなリンクなんですが、これはとりあえず自分がこれ経由で購入して多少は割引き、というものであって、他人を陥れる意図はないのでだいじょうぶです(わら

こちらは全然マンボでもなんでもなくて、さっぱりあっさり味のオルタネイティブというか、このアトムハート氏、相当な才人なんじゃないのかという、なんかかなりファンになってきた。

セニョール・ココナッツのジャケ写とか、へんな経歴とか、あのへんは全くのデタラメらしい。クラフトワークのカバーアルバムのイントロの1曲?め、「ワタシ、セニョール・ココナツ。ワタシ英語ゼンゼンダメネ。デモ、シャベル。ゴショウカイスル」みたいなひどい英語の紹介も、完全にわざとやっているんじゃないか。Kraftwerk がライブの最初で必ずやる、ヴォコーダーで「ホイテ、アベント、ヴィー、ゼルー」のパロディなんじゃないかあれはという説を会社の上司と話していた。