母が疲れで歩行がつらくなってしまったようで、しかし家でひとりで葬式の準備をしていると辛いと電話口で泣くので昼飯くってから拾って病院へ。

昨日の彩の浴衣が可愛かったので、今日病院にも着ていってもらっていい?とお願いして、じーじに見せる。

父は瀕死の末期癌患者なのにもかかわらず、あいかわらず看護婦さんたちにもてていて、何かというといろんな看護婦さんがもりもとさーんとカーテンを開けてのぞき込んだり、お顔に顔をくっつけようとしたり。父はうれしそうにニコニコしている。

父は入院するとだいたいいつもこうで、しかしこういうのは他の患者さんでは金輪際一回もみたことない。母は病室の他のひとに悪いなぁという気の使いかたをしているようで、しかしまぁそれは人間の実力なんだからいいんじゃないのかな

父は昔から子供の相手も上手で、彼とお話したりだっこしたした子供や赤ん坊で、嫌がったり泣いたりする子というのはとんと居らず、どんな子でも大抵は笑い出す。

こういうのを見ると、別に二枚目というのではないのだが、もてる人なんだなぁと思う。