2ちゃんねるマガジン

そんなこんなでおれが UCG を持ってリブロのレジに向かおうとすると、雑誌売り場で子供たちも、ボクらも買いたいーと、何かみつけて騒いでいる。

なんだろうと見てみると、娘が「おとうさん、彩、これがいいー」と指差す先には「2ちゃんねるマガジン」という、なんかベタベタな表紙の雑誌が。
となりでハッカージャパンとか読んでいた若造のガキに、すでに微妙にウケている。

おれも微妙におかしいシチュエーションだとは思いつつも、早く自分のを買って移動したいので
「ほうほう、にちゃんねるって、なんだろうねえ? さあ行こうか」
と軽く流してその場を去ろうとするが、子供たちは喜んで一冊ずつ取って広げだし、そこにはモナーのカラーシールやキッコーマンの CD などいろいろ入っていて、
「あ! おとうさん! さいたまだよ!」

見開きのさいたまを見つけて大喜び、本屋の雑誌売り場の廊下で、兄妹そろって「さいたまさいたまさいたまー」と例のアレを踊りだした。

さっき、にちゃんねるなんて、知らないねえー。と流そうとしたおれの立場は吹き飛んでしまった。おれは豆腐にオフセット衝突して死んだほうがいい。