全部で40台ぐらい、シトローエン 80%、ルノー 15%, プジョー5%
Renault Express. このお兄さんは気さくなひとで、帰るときぼくに手を振りまくってくれた
Ami 6 ですよーー。ホント、いったい何をどうかんがえたらこういうヘンな格好のクルマを設計して、実際に売ってしまうんだろう。で、実際になんの疑問もなく売れてしまうんだろう。
ちょっと中に座らせてもらった。ほんっっっとに、やーらかかった。
乗って、すわったあと、しばらく ゆんらゆんら。
公園のお馬ののりもののよう。
田舎のローカル電車のにおいがした :-)
Ami のクリフ・カット
初代マツダ・キャロルの精神的先輩? ですね。トヨタ Will Vi を見て、特徴的で斬新なデザインとかいっているひとがいるが、ちゃんちゃらおかしくて、おへそがお茶をわかしちゃうのである。
みんなテーブルとイスを出してバーベキューしたり、コーヒーをわかして飲んだり
このへんのクルマの人たちがあつまると、だいたいこんなかんじだ。とてもいい。
こう、「クルマの集まり」というと出てくる、チューンでバリバリでブロロロロ、グワワーンだぜ! みたいな頭の悪いドキュソな人は、いない。
というか、このへんの人たちは「はやいくるま」というものに、そもそも興味がない。
ビロートル!
そうこうしているうちに 白い SM が来たりして、おおお、と思っていたら、 GS ビロートルが来ましたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
全生産台数800強、現存してるのは数十台?そして、日本にあるのは、この、群馬県子持村在住のSさんの一台、ただ一台だけ。
ロータリー・エンジンの GS.
ロータリー車を量産したのは、われらがマツダ、そしてドイツの NSU、そしてシトローエンだけ。
ほんとに、これは、感激した。なんどもなんども、音を聞かせていただいた。自作のプラグも見せていただいた。そう、いまや資料もパーツもなにもないこの車の、いちばんやっかいなところ、プラグ。この方は、この車のメンテのために、山の中に小さな工場をつくって、専用プラグ・アダプターを旋盤で作っているのだ。(マツダの RE 車用プラグにかませる)
詳しくは、Old Timer 誌にこのクルマ(個体)とオーナーへのインタビュー記事があるのでそちらを。
birotor (twin rotary) のエンブレム。今日これを見れるとはおもわなかった。死んでもいいね。
結局、850台? 作られた全部は売られず、あまりに buggy (笑) なので途中で生産と販売中止、売られたものもメーカーが金を出して引き取った。
で、その引き取った個体たちは、シトローエンの R&D の連中たちがこっそり飼育して保存しているらしい。が、さすがに、それは二度と世間に出てくることは、ない。
フロントフェンダーもそうだけど、リアフェンダーもブクれてるでしょ。
2ローターRE.で、さすがに空冷じゃないので、GS のくせにラジエーターがある :-)
しかし、考えようによっては、自分のくるまも、
- 二代前だとロータリー版があった
- 空冷から液冷になったのは、つい先代から
ということで、なかなか いい気分だ。