タイヤのローテーション

車載ジャッキ二丁でやろうかと思ったけど、いい機会だと思って、ウマを買ってきた。2,980 円で 3t までが 2 つ。

(むかしの) シトローエンのタイヤ交換に、ジャッキはいらない。
車高を最高にして、その状態で 路面と車体の間に「つっかい棒」をかませ、そのまま車高を最低にすればいい。
この場合、「車高を最低にする」イコール「車輪がひっこむ」になるので、見ていると車輪がムムムと引っ込んで地上から離れ、クルマのボデーに「格納」されるわけだ。あとはそれを手で交換するなりすればいい。

ただ、残念なことに、ぼくのには「普通の車載ジャッキ」も付いているし、案の定、車高を最高にしても そのままでは前後にウマは噛まなかった。結局、右前のジャッキアップポイントをジャッキでジャッキアップ。ただ右後ろのほうは、ちょっと手で「うんしょ」とクルマを持ち上げてやったら(笑)ウマが入った。そもそもクルマを止めるときに、板切れでも置いてやって、そのうえにタイヤが乗るようにすれば、本当に前後ともジャッキなしでもいけそうだ。

これで、クルマの右側前後に「つっかい棒」が入ったわけだ。

その状態で、車高レバーを最低に。ぐぐぐぐと車体が傾いで(これ、結構ナナメになるので、最初は割とびびる)、右側の前後タイヤが、しゅーっと引っ込む。
結構サンダーバード感があるというか、バック・トゥ・ザ・フューチャーちっくというか、まぁそういう、「男の子」的には心嬉しい瞬間だ。
陸上自衛隊の 74 式、90 式戦車的でもある。というか、そもそも同じ仕掛けと特許で作られているので同じなのは当然だ。

左右やって、

そこら町内を一周して、最後に増し締めしておわり。こう、かなり軽快というか、いい感じになった。

シトローエンは FF (FWD) の元祖というか(かれこれ 70 年前ぐらいから前輪駆動一直線だ)、相当フロントヘビーなので、前後タイヤで溝の減りが倍近く違うような気がする。