ROCKETBOARD

ROCKETBOARD

ROCKETBOARDでは、「無料キーボード」を配布している。アメリカに住んでいる人ならば誰でも無条件で無料である(先着25万人のみ)。このキーボード、ただのキーボードかと思いきや、ちょっとした仕掛けがある。それは、キーボードの上部に位置するショートカットキーである。サイトをみていただければわかるが、ROCKTBOARDのキーボードの上部には15個のショートカットキーが並んでいる。これらはそれぞれにネット上のサイトが割り当てられており、そのキーを押すことでブラウザが立ち上がり、割り当てられているサイトに飛ぶ、という仕掛けだ。このキーを押せばYahoo!に、このキーを押せばAMAZONに、といった具合だ。ROCKETBOARDのビジネスモデルはこれらのサイトから収入を得ることによって成立している。キーボードの上での存在感は大きな宣伝になる。また、ショートカットキーは実は自分で設定変更可能なのだが、その設定情報は、すべてROCKETBOARDにネットを通じて送付される。どの顧客がどのキーをどのサイトに割り当てているかの情報は、顧客ではなくてROCKETBOARDが保有しているのである。この情報を使ったマーケティング、コンサルテーションもROCKETBOARDのビジネスとして可能である。