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最後の喫煙者-自選ドタバタ傑作集〈1〉 / 筒井 康隆

最後の喫煙者―自選ドタバタ傑作集〈1〉 (新潮文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2002/10/30 メディア: 文庫 購入: 12人 クリック: 65回 この商品を含むブログ (89件) を見る これも二十年ぶりぐらいに読んだ作品群。 所収作品は「急流」…

大いなる助走 / 筒井康隆

これを最初に読んだのは二十数年前。やっぱり面白い。一気に読了。最後の一行はいまだに月に一回ぐらいは思い出す。 大いなる助走 <新装版> (文春文庫) 作者: 筒井康隆 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2005/10/07 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 21…

スパイのためのハンドブック / ウォルフガング・ロッツ

モサドのスパイとして長期エジプトにいたことで有名なウォルフガング・ロッツによる、スパイになるHOWTOの一冊。 小気味よくユーモアある文章で、一気に読める。ひまつぶしにぜひ。 スパイのためのハンドブック (ハヤカワ文庫 NF 79) 作者: ウォルフガング・…

完全失踪マニュアル / 樫村 政則

元探偵業の経歴を持つ筆者による失踪HOWTO本。集中的な気分転換という位置づけで短期的に軽い失踪をこころみるのも却って人生のプラスになるのでは、というケースから、本格的な失踪、さらには触法領域の向こうにあるケースまで、勧めるのでもなく勧めないの…

累犯障害者 - 獄の中の不条理 / 山本 譲司

累犯障害者 (新潮文庫) 作者: 山本譲司 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2009/03/30 メディア: 文庫 購入: 22人 クリック: 332回 この商品を含むブログ (88件) を見る テーマは重いがしっかりと書かれた本。 著者はかつて国会議員を二期すごし、そののち不…

ウェブ人間論 / 梅田 望夫, 平野 啓一郎

これもいまさらだけど読んだ。ぬるいといえばぬるいけど、こういう敷居ひくめの本もないとね。 ウェブ人間論(新潮新書) 作者: 梅田望夫,平野啓一郎 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2007/10/05 メディア: Kindle版 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含…

2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? / 西村 博之

いまさらだけど読んだ。それこそ2chのまとめサイトでも読むようにぱっと読むとおもしろい。 2ちゃんねるはなぜ潰れないのか? (扶桑社新書) 作者: 西村博之 出版社/メーカー: 扶桑社 発売日: 2007/06/29 メディア: 新書 購入: 18人 クリック: 338回 この商品…

ニッポン地下観光ガイド

先日開通した首都高C2の地下トンネルや春日部の巨大な首都圏外郭放水路,KEKの粒子加速器。あるいは島根の石見銀山や各地の鍾乳洞。そして松代の地下大本営や吉見百穴の地下飛行機工場。つまり、平和テクノロジー系、自然の驚き系、そして戦争の無理筋系、い…

私の夫はマサイ戦士 / 永松 真紀

著者はおもにアフリカ方面へのツアーを得意とする添乗員。ぼくと同い年だなあ。いまはマサイ族の夫をもちケニアにも家庭をもち、添乗員の仕事もなおつづけている。さまざまな体験と決断を、明るい面も影の面もポジティブに綴るおもしろい一冊。 私の夫はマサ…

プログラミングGauche / Kahuaプロジェクト, 川合 史朗

ベランダに出て洗濯物を干していて、ふと気がつくと、目の前の石神井公園が桜満開だった。そうか、いまは春で、桜の季節で花見の季節なんだ。 曲をミックスしてからスポーツジムいって、フレッシュネスバーガーを買い込んで、息子と娘と公園で待ち合わせて、…

世界屠畜紀行 / 内澤 旬子

豚や牛とか、肉を食うときは殺して肉にしてたべるわけで、そんな屠殺(このひとは屠畜といっている)のいろんな国や文化におけるいろいろを、どんどん取材してスケッチして綴った、なかなかの一冊。 世界屠畜紀行 THE WORLD’S SLAUGHTERHO…

日本の戦時下ジョーク集 満州事変・日中戦争篇, 太平洋戦争篇 / 早坂 隆

404 Blog Not Found:国破れて冗句あり - 書評 - 日本人の戦時下ジョーク集より。内容は題名のとおり。ただ「ジョーク集」というよりは、当時のジョークを時折まじえながら、時代の移り変わりをさっぱりめの筆致で記していく、軽めの歴史読本といった感じの本…

名前のない女たち 企画AV女優20人の人生 / 中村 淳彦

モノノアハレ感あふれる一冊。著者であるエロ雑誌原稿書きのルポライターさんが、いろいろ迷い悩みながら彼女たちに接して書いている感じがよかった。これがもし、ああ貴女達は不幸な境遇でお可哀想とか、へんな使命感とか、見下ろす視点で書かれたものだっ…

仰天列車―鉄道珍車・奇車列伝 / 藤崎 一輝

貨車にジェットエンジンを据え付けて、高圧高温の噴流で北海道の豪雪を吹き飛ばそうとした国鉄の試みは… 国鉄系トリビア本。マンガっぽい挿絵はいいから、もっと写真・図版があればよかった。ヘンな機械・乗り物が好きな人には、ちょっとした暇つぶしにはい…

オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby

この本、絶版になっていたのか。amazon.co.jpで中古が出ているが、14,800円から69,999円という、なんというプレミアム価格。 オブジェクト指向スクリプト言語 Ruby (ASCII SOFTWARE SCIENCE Language) 作者: まつもとゆきひろ,石塚圭樹 出版社/メーカー: ア…

不完全性定理-数学的体系のあゆみ / 野崎 昭弘

野崎昭弘さんの本は、とくに「詭弁論理学」など何回読んだかわからないぐらい愛読したが、この本は申し訳ない、タイムアウトしてしまった。数学の世界にはやっぱりサッパリ興味をもてないことがわかった。何回かためしたが、流れ落ちてくる砂を味わうようで…

靖国戦後秘史 - A級戦犯を合祀した男 / 毎日新聞「靖国」取材班

戦後の靖国神社にはわりとリベラルな時期があったこと、そこに出現した・させられた保守派宮司、そしてA級戦犯合祀まで。 靖国戦後秘史―A級戦犯を合祀した男 作者: 毎日新聞「靖国」取材班 出版社/メーカー: 毎日新聞社 発売日: 2007/08/01 メディア: 単行本…

将軍様の鉄道 北朝鮮鉄道事情 / 国分 隼人

親子二代にわたって鉄道好き、そしてゴージャス好きなのか臆病なのか、他国への旅行の際も特別列車でそのまま延々と走っていく金親子のお召し列車、そして線路もインフラも電気も燃料も管理も安定も何もない一般の鉄道事情など、なかなか興味深い一冊。 共産…

テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか / 吉野 次郎

読みやすくわかりやすいまとめ的な一冊。ぱっと読めるのでおすすめ。 テレビはインターネットがなぜ嫌いなのか 作者: 吉野次郎 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2006/11/30 メディア: 単行本 購入: 5人 クリック: 61回 この商品を含むブログ (27件) を見る

生きかた下手 / 団鬼六

団鬼六といえば誰でも知っているSM文学の巨匠だが、そんな彼の自伝ふう随筆集。 生きかた下手 作者: 団鬼六 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2004/03/11 メディア: 単行本 クリック: 4回 この商品を含むブログ (1件) を見る 田舎の英語教師から洋画のアテ…

間取りの手帖・間取りの手帖remix / 佐藤 和歌子

住宅雑誌や不動産屋のチラシからおもしろい間取りを収集してきた著者による「ヘンな間取り」のコンピレーション。ちょっとした散文、インタビューも含む。「間取りVOW」、読むタモリ倶楽部という感じ。ちょっとしたおもしろい暇つぶしに好適。 ちなみに「間…

童夢 / 大友克洋

僕は子供のころから大学生ぐらいまでマンガが嫌いで、アニメも歌謡曲も、一般大衆娯楽コンテンツと目されるものが嫌いだった。特に「子供向け」のものが嫌で、だからウルトラマンも仮面ライダーも、世代的にはど真ん中だが、リアルタイムでは一秒も見たこと…

アタシ困リマス, 日本語のレッスン, 死亡告知 / 貞奴

先日、ずいぶんひさしぶりに www.sadayacco.com を見たので、手を出してみた。 「アタシ困リマス」と「日本語のレッスン」は散文詩。前者のほうが時おり光る。「死亡告知」はフラグメント系の自由文短編集。 若気(わかげ)フラグメントというのか、文芸部にい…

人のセックスを笑うな / 山崎ナオコーラ

19歳の男の子(主人公)と39歳の子供っぽい女との恋愛小説。吉行文学をほのあったかいミルクでうすめたような、レトリック薄めのただようような感覚的な文章が、周辺から描写してゆく感じでけっこう良かった。ちょっとこの人の作品ほかにも読んでみよう。 人の…

大人の科学マガジンVol.17 テルミン

あの学研の「大人の科学マガジン」の今度の特集はテルミンらしいぞと、すっかり一部で色めき立っていたのだが、ついに入手。まわりには改造用と保存用などに2冊、3冊と買っているひとも多い。 大人の科学マガジン Vol.17 ( テルミン ) (Gakken Mook) 作者: …

人は見た目が9割 / 竹内 一郎

著者は比較文化の教授職から、演劇や漫画の演出なども手がけるひと。ボディランゲージや色彩、人と人の立ち位置などについてのいろいろ。人間関係のノウハウ本というよりは、演出家としてのツボのノウハウみたいなことも多く書かれていておもしろかった。気…

数に強くなる / 畑村 洋太郎

生活で数字を身近にとらえてモノにする、というようなコツのお話。若干lifehack系。随筆のようなものなので気軽に読んだ。 数に強くなる (岩波新書) 作者: 畑村洋太郎 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2007/02/20 メディア: 新書 購入: 6人 クリック: 71…

イニシエーション・ラブ / 乾 くるみ

僕は300サイトぐらいのRSSを毎日見ている。誰かが何か本をお勧めしていると、面白そうであればソーシャルブックマークとか、amazonのウィッシュリストにどんどん入れてしまう。そしてときたま「棚卸し」のように、それらを購入したり、あるいは図書館の予約…

パラレルワールド・ラブストーリー / 東野 圭吾

P.K.ディックをやわらかく煮込んだ感じ。まあまあよかった。 パラレルワールド・ラブストーリー (講談社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1998/03/13 メディア: 文庫 購入: 18人 クリック: 237回 この商品を含むブログ (216件) を見る

明治天皇を語る / ドナルド・キーン

アジアの土着民族から近代国家に一気にステップアップした明治時代を仕切った明治天皇についてよみやすく語った一冊。明治天皇には以前から興味があったので入門編としてもよかった。 明治天皇を語る (新潮新書) 作者: ドナルドキーン 出版社/メーカー: 新潮…

川上完のもうフツーのクルマは愛せない / 川上完

フォトグラファーの川上完が、ご自分の自動車趣味、ミニカー趣味にからめて、一台につき見開きひとつで語ってゆく随筆集みたいなもの。 川上完のもうフツーのクルマは愛せない (CG BOOKS) 作者: 川上完 出版社/メーカー: 二玄社 発売日: 2000/07 メディア: …

未来町内会 1 / 野中英次

うちの子供たちは「魁! クロマティ高校」とか「課長バカ一代」とか「しゃぼてん」とかが大好きで、あまりにそればかり読んでいるので単行本は自宅から会社に移動させてしまったのだが、居間で寝っころがって買ってきた未来町内会を読んでいたら、「おとうさ…

世界の駄っ作機2 / 岡部ださく

読了。1, 3同様におもしろい。 世界の駄っ作機〈2〉 作者: 岡部ださく 出版社/メーカー: 大日本絵画 発売日: 2000/08 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: 3回 この商品を含むブログ (5件) を見る 世界の駄っ作機 / 岡部 ださく - なんかかんがえて6 世界…

ドイツのロケット彗星-Me163実験飛行隊、コクピットの真実 / ヴォルフガング・シュペーテ

Me163コメートというと、世界初、そして事実上最後のロケット戦闘機というのは皆さんご存知だろう。本機の特徴がロケット推進機関にあることはいうまでもないが、無尾翼機・全翼機の最初の実用例であることも決して見過ごしてはならない。 評価機DFS194の試…

世界の駄っ作機 / 岡部 ださく

文林堂の「世界の傑作機」という雑誌というか薄型ムックみたいなものがあって、各種軍用機を一機種一冊で取り上げていた。昔から歴史のあるもので、求めやすく便利で、僕も高校のころまでは、スケールモデラーとして当然のように本棚のまるまる横一列を「世…

外注される戦争-民間軍事会社の正体 / 菅原 出

「民間委託」の流れはいまや軍事の分野にも及んでいる。2003年にはじまったイラク戦争で米軍の「影の同盟者」ともいうべき役割を果たしているのが民間軍事会社(プライベート・ミリタリー・カンパニー=PMC)と呼ばれる企業だ。日本では、元自衛隊員の斎藤昭彦…

搾取される若者たち―バイク便ライダーは見た! / 阿部 真大

以前どこかで薦められているのをみて、図書館の予約リストにいれておいて忘れていて、最近Ar-にまた薦められたので思い出したらちょうど図書館で予約取り置きになったと連絡がきた。 著者は社会学の学生。おそらく?この取材のために一年間東京大学を休学して…

マンガ

ソウル中心部の巨大な本屋にて、大量の日本のマンガの翻訳コーナーをみつけたのでいくつか買ってみる。おみやげとしてこんなに好適なものはない。「魁! クロマティ高校」が割とよい場所に並べられていたので驚いた。ただしさらに「課長バカ一代」とかはなか…

引越貧乏 / 色川武大

色川武大の私小説的短編集。死の直前(寡作であったので)の十年間に書かれ集められたもの。いずれも、氏の独特の生きざまとパートナーとの生活が、淡々としたエンターテインメントとして描かれている。いい。 引越貧乏 (新潮文庫) 作者: 色川武大 出版社/メー…

音楽 / 三島由紀夫

三島由紀夫による心理分析サスペンス小説。己の不感症を「わたしには音楽が聴こえない…」と表現する女性に対峙してゆく精神分析医の手記のかたちをとっている。図書館でふと見つけて、おととし読んだばかりなのだけど、吸い込まれるようにまた読んでしまった…

スティーブ・ジョブズ 神の交渉術 / 竹内 一正

いわゆるジョブズ本のひとつ。いままでのいろんな交渉場面の紹介と、それぞれに対する洞察っぽいものをかさねてできている本。内容は平板で薄く、すでにジョブズものをいくつか読んでいるひとなら、時間を使って買って読むほどの本ではない。 スティーブ・ジ…

仕事は楽しいかね? / デイル・ドーテン

飲み屋でひとりで一服しつつビールをたのしみながら1時間ほどで読んだ。 お仕事系自己啓発本かな。自己啓発モノって宗教にも似た気色悪さが個人的にはちょっと苦手なところがあるんだけど、まあ読んでいい気分になってその人がポジティブになる作用があるの…

タッチング・フロム・ア・ディスタンス-イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン / デボラ・カーティス

Ian Curtisの未亡人が綴る、イアンとの出会いからイアンの自殺までに至る手記。Joy Divisionの暗い音楽や歌の世界とはまたちがう、手で触れられるほどそこにある不幸がひたすら綴られている。不幸とドラッグと不信と不器用な優しさだけの一冊。 イアンがてん…

失踪日記 / 吾妻ひでお

鬱と現実逃避から、職場と家庭を逃げ出し、乞食としてさまよった一時期を綴る私小説。 淡々とあかるい絵柄で描かれているのが、かえって凄みと洞察を感じさせる。なかなかすばらしい一冊。 失踪日記 作者: 吾妻ひでお 出版社/メーカー: イースト・プレス 発…

眼の誕生-カンブリア紀大進化の謎を解く / アンドリュー・パーカー

カンブリア紀以前の地球の生物の進化は遅々として進んでいなかったのに、カンブリア紀以降は海に陸に空にと爆発的な進化と豊富なバリエーションを見せはじめる、その、原因がわかっていない「カンブリアの爆発」のトリガーは、生物の「視覚」取得にあるので…

図解 東京の地下技術

「東京は平面的な都市だ」という批判があります。しかし今、超高層ビルがどんどん増えています。超高層ビルが建てられるようになったのは、それを支える地下の構造物を扱う技術が、飛躍的に進歩したからなのです。東京都区の私鉄・地下鉄・JRの駅数はとっ…

北朝鮮不良日記 / 白 栄吉, 李 英和

「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」安州市で子分二百人を抱えたヤクザの幹部が白栄吉。北朝鮮の闇社会を白日のもとに。 「昼は社会主義、夜は資本主義をやっている」と言われる安州市で、白家(ペッカ)を知らない者はいない。二百人の子分を従えたヤ…

The Songwriters Rhyming Dictionary / Sammy Cahn

英語の詩や歌詞を書いていて、これにあうライムはないかいな…というときに探すための本。Sammy Cahnはアメリカの作詞家。 前半1/3ぐらいは作詞術についての説明で、残りは辞書。たとえば Double oh sounds のところから oking で終わることばを見ると、choki…

東京女子高制服図鑑 / 森 伸之

高校のとき池袋の西武百貨店でみつけて、かなりうけて速攻で買った本。 東京女子高制服図鑑〈’93年度版〉 作者: 森伸之 出版社/メーカー: 弓立社 発売日: 1992/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る 僕は小学校から高校までずっと、九段に…

Winnyの技術 / 金子 勇

かなり前に買った本だが、最近やっと思い出して読んだ。内容はあっさり味で明快。技術についてあっさり明快に書けるというのはやはり著者の力量だと思う。特にp2pの理論面だけではなくて、じゃあ実際に野に放って運用してみるとどうだろう・どうなるかという…